最近はリフォームフェアに呼んでいただくことも増えて、リメイクやリモデルのお仕事をたくさんいただくようになりました。
私が一からつくる場合は色もカットも選び抜いたものを使いますが、リフォームはお客様のジュエリーを預からせていただくことになります。
そのときに気をつけているのは模造石。
見せていただいてどうやら「違う」なぁと思うものもあれば、鑑別に出してはじめて分かるものもあります。
昔、宝石が少なくて、それでもキレイなものを…という気持ちから模造石がジュエリーになったものは仕上がりが丁寧です。
最近地金の下取りで見かけるのですが、ダイヤ入りペンダントに使われている10個のうち1個だけが本物だったり、銀にロジウムメッキを施して「プラチナ仕上げ」と謳ったり人をだまそうというものが多くてとても悲しくなります。
こちらはお預かりする前に「多分違うと思いますよ」とお話しましたがお祖母様の形見とのことでリングに加工した合成のスピネル。
昔は合成の石が宝石店に並ぶことは珍しくなかったそうです。
こちらは最初からお客様も合成のルビーであることをご存知でした。
やはりお母様の形見分けで受け継がれたものらしくペンダントトップに。
「本物」の宝石が「天然」で美しいからこそ貴重なのですが、それ以上に物にこめられた気持ちや思い出を大事にしたいので本物でないことをお話した上で希望されればリフォームをお受けします。
今日のお昼はカウンターだけのお料理屋さんへ。
ボリュームいっぱいで食べきれずに残してしまい、「もったいないね」と話していたら板前さんが折に入れてくださって。
竹のお弁当箱!洗って乾かしたらまた使えるんだそうです。
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>昔、宝石が少なくて、それでもキレイなものを…という気持ちから
模造石がジュエリーになったものは仕上がりが丁寧です。
aiko様のおっしゃるとおりですね。当方の手元にも、古い持代の合成宝石がありますが、とてもカットが丁寧で、今でも十分美しく感じます。
日本の一般的な宝飾品市場は、昭和40年代後半から急成長しました。それまでは、百貨店の宝飾品売り場でも、合成宝石をセットしたジュエリーが殆どでした。
ダイアモンドのグレードなど表示もされていませんでした。
(ダイアモンドのグレード表示は、1979(昭和52)年に「歪んだピラミッド」という業界暴露本が出て、その余波で一挙に浸透したのは、良く知られた皮肉な話です。)
ですから、その後宝飾品業界は、時代ごとに消費者に決定的なアピールがありました。
昭和40年代 「コレが本物の宝石ですよ!」
昭和50年代 ダイアモンド―「鑑定書付ですよ!」
カラードストーン―「○○産の宝石ですよ!」
昭和60年代 「コレが、あのデザイナーの作品ですよ!」
以降 コレといって何も無し…
>人をだまそうというものが多くてとても悲しくなります。
この問題の本質は、販売する側に余りにも本当のプロが居ないことでしょう。aiko様は、JCをお持ちですし、パートナー様はもうじき国際資格を取得されるでしょうから、正しい宝石を素敵なジュエリーにして、より広めて行って頂きたいと願います。頑張ってください!
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暁の鴎さま
いつも情報ありがとうございます。
暁の鴎さまを見習って頑張ります!
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立派なお弁当!!
とても残り物だと思えません。
本物でなくても、その人にとって大切であれば貴重なモノになりますよね。
末永く使ってもらいたいと思います。
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松茸ご飯 冷めてもおいしかったですよ♪
優雅なランチをいただき幸せなひと時でした。
ジュエリーに限らず 大切に使うって大事ですよね。
大切に扱う方は余計なモノを買わなくてすみますしね。