ドレスのオーダーからだいぶ日にちがあいてしまいましたが仮縫いです。
デザイナーの水野さんも私も7月と8月は目の回るような忙しさで、
なんとなく後回し後回しにしていたらもう秋になってしまうところでした。
取材に合わせて作っていれば良かったのに…と言われたのですが、
よくよく考えてみたら、取材依頼もかなりギリギリのスケジュール。
日ごろからちゃんと準備していないといけないのですね(反省)。
忙しさのせいか、前回採寸していただいたときよりサイズダウン。
だいぶ摘んでいただいたみたい。
長さは少ぅし引きずるぐらいのフルレングスで決定!しました。
右のピアスは取材のときに着けようと準備していたのに
どこかに置いて見当たらなくなってしまっていたもの。
ピアスのスタッド部分に通して着脱が可能なピアスパーツは、
お気に入りのフラッシュカットダイヤを4つも使った贅沢なお品です。
RenaissanceのHPはこちらからどうぞ!
月別アーカイブ: 2007年9月
LONDON視察:4日目―ジュエリー市場の視察と市内観光
4日目の最終日はロンドンのジュエリー市場の視察と市内観光ができる日。
ようやく慣れてきたので朝食を済ませてホテル近くのハイドパークまで。
百貨店のハロッズではダイアナ元妃と恋人のドディ・アルファイド氏が
亡くなられて10年だからか、二人の銅像やモニュメントが飾られていました。
日本のテレビや雑誌でもいろいろと特集していましたね。
ポートレイトの下にはアルファイド氏からダイアナ元妃にプレゼントされたか、
される予定だった指輪が飾られています。(反射できれいに撮れませんでした)
時間が全然なくって中の展示が見れなかったRoyal Academy of Arts(王立芸術院)。
中庭には恐竜のオブジェが展示されていてけっこうな迫力でした。
Mami McGuinness さんのブログ Summer Exhibition@RAには
もっと詳しい写真と説明が載っていましたので興味のある方はぜひ。
ランチはテラス席が素敵なLe MERIDIEN PICCADILLYで、
お魚のソテー、マッシュポテト添えとパンをいただきました。
一番軽いセットなのに日本円だと結構なディナーがいただけるお値段…。
次はカリナンダイヤ見たさに大急ぎで走ったTOWER OF LONDON(ロンドン塔)。
White Tower前で上演されている再現プログラムの役者さんたちや
ロンドン塔の衛兵Beef-eater(ビフィーター)正式名Yeoman Warder(ヨーマン・ウィーダー)は
本当はガイド料を払わないといけないのに、回ってる時間がないので記念撮影だけ。
ボンド・ストリートとニュー・ボンド・ストリートの間のベンチ。
腰を降ろして何か話しているのは、チャーチルとルーズベルトです。
観光客の撮影スポットらしく私も一枚記念写真を撮りました。
そして、ニュー・ボンド・ストリートと言えばSotheby’s!
ジュエリーのカタログは全然なくて、それでもアンティーク家具のカタログを買いました。
ロンドン大学付属の美術館、Courtauld Gallery (コートールド・ギャラリー)です。
厳密にはロンドン大学附属コートールド美術研究所 (Courtauld Institute of Art) の
美術館でありサマセット・ハウス内に設けられている。
比較的小規模なギャラリーであるが印象派や後期印象派のコレクションは
非常に質が高いんだそう(wikipediaより引用)。
確かに教科書で見たことのあるような作品ばかりが並んでいました。
Somerset House(サマセット・ハウス)前の噴水は最初とても低くしか上がっていなかったのに、
ギャラリーから帰ってきたら頭の上よりも高く水が上がっていたのが楽しくて。
冬場はアイススケートのリンクになるそうですよ。
Covent Garden(コヴェント・ガーデン)は『マイ・フェア・レディ』でも有名な下町の
卸売市場跡で、今もマーケットとしてにぎわっていました。
記念写真を撮っていたら酔っ払いのおじさんたちに囲まれてしまって。
笑顔で写真に写っていますけど、しっかりとカバンを抱えていたんですよ。
ケンジントン公園から、ダイアナ元妃の住居だったケンジントン宮殿へ。
映画『Queen』で見たとおり、たくさんの花束が供えてありました。
ほんとにイギリスの人たちから愛された方だったんだな…と実感しました。
4回に渡ってお届けしたロンドンレポートいかがでしたでしょうか?
私はロンドンの街並みや気候、お食事が大好きになって、是非もう一度
イギリスでもっとたくさんのものをもっとじっくり見たいと思ったのですが、
同時にイギリスのジュエリーの展示会やデザイナー、一般市場を見学して
国の支援ひとつとっても日本とのあまりの違いに実はかなり凹みました。
ほとんどの日程をご一緒してくださった安田さんがいらっしゃらなかったら
もしかしたら今も浮上できていなかったかも…。
そんな風に思えるような方との出会いをいただいて帰ってきたので、
これからも皆さんの応援に励まされながら少しずつ成長できればと思います。
RenaissanceのHPはこちらからどうぞ!
LONDON視察:3日目―COCKPIT ARTS見学とパーティと…
さて、3日目はCOCKPIT ARTS(コックピットアーツ)という
アーティスト達の集合アトリエ?みたいな施設の見学に。
このスタジオスペースは、誰でも借りれるというわけではなく、
(中略)クリエイティブでクオリティーの高い作品を作り、個人的かつ
プロフェッショナブルなレベルでビジネスやマーケティングに前向きな
人のみこのスタジオを借りる権利が与えられる(中略)このスタジオを
借りることができるだけで業界では一目置かれることになる。
古めですが、コックピットアーツを紹介しているサイトから引用。
株式会社イングラムさんのWorld Trend report:London vol.8より
ジュエリーだけではなく、テキスタイルやファニチャー、グラフィック、
イラストレーション等、様々な分野のアーティスト達が活動と発表の拠点を
おいていて、スタジオの開放日にはたくさんの方が足を運ぶそうです。
イギリス在住の女性yamoedさんのblog、ライフ IN ロンドンにも
COCKPIT ARTSのOPEN STUDIOでお買い物をしたという記事がありました。
日本ではまだまだジュエリーがアートとして認められていないことを
前回のイタリアと同様に、今回の視察では若手の支援という部分からも
痛感させられてしまいました。
気を取り直して、やっぱり英国、LONDONに来たらアフタヌーンティーでしょう!
ということでご一緒した安田さんに連れられてFortnum & Mason本店へ。
安田さんは元フライトアテンダントというのも納得のエレガントな女性で、
IJTやIJKで販売のセミナー講師をなさってる方でもあります。
話題も豊富で楽しいおしゃべりについつい時間を忘れてしまうほどでした。
イギリスに留学されている安田さんの息子さんには、市内観光の案内に
カメラマン役までさせてしまって!本当にありがとうございました。
アフタヌーンティーは噂どおりの量で!でもやっぱり紅茶はおいしくって、
スコーンもあっさり食べやすかったので、夕食が入らないほどでした。
別フロアでは香水やパウダーの量り売りスペースがあったり、
香水ビンのカバーがディスプレイしてあったり、とても心地よい空間でした。
夜はIJL主催のパーティが99 Kensington High Streetで行われました。
張り切ってドレスに着替えたのですが、皆さん思いのほかカジュアルな装いで、
本場のドレスアップスタイルを見たかった私としてはちょっと残念でした。
写真は今回のツアーを担当してくださったMr.Josypenko。
料理のお写真がないのは、アフタヌーンティでお腹いっぱいになってしまって
ほとんど食べることができなかったから。グリルはおいしそうでした…。
そうそう、イギリスは食事がまずいとみんなに脅されていたんですが、
シンプルな味付けで私はどれもおいしくいただくことができました。
RenaissanceのHPはこちらからどうぞ!
LONDON視察:2日目―IJLと市内観光(大急ぎ)
2日目からインターナショナルジュエリーロンドンの視察がスタート。
駐車場に大きな看板があったのですが、会場前の雰囲気がちょっと違う?
大きな展示場ではジュエリーとは違うイベントが開催されていて、
IJL(International Jewellery LONDON)は小さい方の会場でした。
今年は800社が、来年は倍の1600社が参加して大きい会場を使うとのこと。
アクセサリーやジュエリーの業者さんはもちろん、デザイナーブースが
たくさんあって、とても賑わっていたのが印象的でした。
せっかくご招待いただいたので1社でも多くのブースを見たくて
ウロウロしていたら…TUCSONで何度か見たことのある業者さんが?
ドイツのメーカーさんとも…皆さん注目しているイベントなんですね。
1日目が閉場する時間から食事の集合時間までに少し余裕があったので
いそいそと市内観光へ。
ピカデリーサーカス(Piccadilly Circus)に行くと、なんだか人だかりが…
インドの民族衣装の人たちがパフォーマンスしながらパレードをしていました。
Incredible !ndiaと書いてあったので帰国後調べてみたらインド政府観光局の
イベントだったみたいです。キレイなタペストリーの前で記念撮影も。
F1カー?と思って写真を撮りました。でも看板にはA1GPと書いてあるし…。
調べてみました(wikipediaより引用)。
A1グランプリ(A1 Grand Prix)は、モータースポーツの国別対抗戦。
「モータースポーツにおけるワールドカップ」なんだそうです。
通りがかりにハックニー・エンパイア劇場(Hackney Empire Theatre)と
ディスプレイが可愛らしいけど名前もわからないスィーツショップを撮影。
「そういえば、ピカデリー・サーカスはネオンで有名だった!」と、記念撮影。
さっきのイベント会場はもう片付けられていて、お巡りさんがいたので、
それも撮影していただきました。
ロンドンの交通機関たち
あまりのポンド高にびっくりするのが公共交通機関です。
地下鉄の初乗りが1000円ってどれだけ日本円弱いんですか?って感じ。
一日乗車券を駆使しないとあっという間にお小遣いがなくなってしまう…。
2階建てバスとロンドンタクシーです。
結局、視察での移動はほとんどタクシーを使わせていただきました。
展示会場近くの地下鉄の駅です。「地下鉄に乗りたい!」と言ったものの、
この日は故障で翌日はスト。結局乗れなかったから一日乗車券が無駄に…
今回のWhere am I?
立派な馬が泉から出てくる彫刻の前で記念写真…。
でもここがどこだったのか分かりません。
ほとんどメモを取らないので帰国してから
写真を整理するときに困ります。
(スタッフはもっと困っています!)
百貨店の1階らしい…というところまで
スタッフが突き止めたのですけれど。
RenaissanceのHPはこちらからどうぞ!
LONDON視察:初日―ロンドン到着
British Jewellery & Giftware Exports(BJGE)からのご招待で
インターナショナルジュエリーロンドン(IJL)視察ツアーに参加しました。
視察ツアーに参加が決まったのがスケジュールギリギリだったので、
フィンランド経由でイギリス入りしたのでした。ちょっと疲れました~
お世話になったホテルはコプソーン タラ ホテル(Copthorne Tara Hotel)
ロンドンの中心部から離れているせいか、落ち着いた雰囲気でした。
なぜかエレベーターホールには日本画がたくさん飾ってあったり、
お部屋のTVでNHKが見れたりとなんだか日本びいきなホテルでした。
翌日の視察に備えて早く寝たので初日はこの辺でおしまいです。
RenaissanceのHPはこちらからどうぞ!
雑誌の取材を受けました!
とってもバタバタしていてイギリス視察のレポートができていません。
今頑張って作成中ですので、もうしばらくお待ちくださいね。
今日は(私の)嬉しいお知らせです!雑誌の取材を受けました!
Grand Magasin JEWELRYの11月初旬に発売される号で、
『大阪・神戸・東京―おしゃれ三大都市 ジュエリー美人の装いアイデア』
という定番企画だそうなんですが、大阪代表ということで掲載されます。
カメラマンの男性はついつい表情がこわばってしまう私をなんとか
自然な表情で撮影しようとたくさん話しかけてくださるし、
もう少しで発表予定のジュエリーも熱く撮影していただいて感激!でした。
ライターの方も物腰の柔らかく素敵な女性で、私が上手に説明を出来ない
部分も一生懸命拾ってくださって…さすがプロの方は違いますね。
発売は約2ヶ月先だというのに今から待ち遠しくて仕方がありません。
発売前にはまたお知らせするので、ぜひ感想などお聞かせくださいね。
RenaissanceのHPはこちらからどうぞ!
ダイヤモンドジュエリーのリフォーム
先日仕上がってきたばかりのダイヤモンドピアスです。
リフォームとしてお預かりしたものなので、お客様のイメージに合わせて少し冒険したデザインにしてみました。
デザイン自体はオーソドックスなんですけど、このピアス…長いんです。
商品としてデザインする場合は多くの方に好きになっていただきたいと思うのでなかなかこういった着ける方を選ぶデザインは躊躇してしまいます。
ラウンドのメレを長く連ねて、一番下にはマーキスのダイヤが揺れています。
スマートでエレガントな方なのできっと上手に着けこなして下さると思います。
とてもキレイなダイヤなのでシンプルなデザインをオススメしました。
職人さんに頑張っていただいたのはダイヤのテーブル面を揃えるところ。
大きさが同じでもクラウンの厚みにばらつきがあると普通に石座を作って留めただけではなかなか揃わないのです。
自分でダイヤを選んでつくる場合にはきちんと石合わせをしますけど、リフォームはそういうわけにはいかないので、こんな細かい部分にまで気を配ってくれる職人さんとのお付き合いは欠かせません。
オリジナルで最初から作るより手間や工夫が必要なリフォームですが、私はとても大好きで、また大事にしたいお仕事でもあります。
宝石業界に入って初めて担当したお客様のリフォームをお受けしたときに私の勝手な思い込みですが、お客様と気持ちがつながった気がして。
大事な思い出や気持ちがあるからこそリフォームして手元におきたい…そんな想いを感じられるからなんでしょうか。
つい、ああでもない、こうでもないとデザインを何種類も考えてしまいます。
ブライダルやオーダー、リフォームのご相談もお受けしております。
ご希望の方は左下のメールフォームにてお問い合わせください。
アトリエは予約制になっております。ご予約をお受けできるかは
山崎藍子のスケジュールによって多少変動しますのでご了承ください。
RenaissanceのHPはこちらからどうぞ!