【Pique　ピクゥエ　 Swan lake　～白鳥の湖～】
ジュエリーの技法の中には、特殊すぎたり一子相伝であったりあたため、途絶えてしまった技法もあります。その中の一つにピクウェと呼ばれる特殊象嵌技法があります。有機質素材（べっ甲や象牙、真珠等の生物からの宝石）に貴金属を埋め込むというこの技法はヨーロッパで発祥し、そして今から100年ほど前に姿を消します。
再現不可能と言われたこの技法を復活させたのが、日本人の塩島敏彦氏。彼によって再現された技法は、業界内のセンセーショナルなニュースとなりました。
作りにこだわり、なかなか他社の仕事を引き受けない方でしたが、私達の想いが伝わり、3シリーズの製作へと結びつきました。
このシリーズのモチーフは白の三大バレエ

Swan lake　～白鳥の湖～
Gizell　ジゼル
La Sylphide　ラ・シルフィード

バレリーナの曲線を抽象的に表現した蝶貝に、ピクウェによる純プラチナ象嵌をうまく調和させ装いやすくもストーリーの感じられる作品に仕上がりました。