特別なつくりかえ

明日はお客さまへペンダントの納品の予定です。悦んでいただけるか久々に緊張して眠れません。

ジュエリーのお仕事に関わらせていただいて今年で20年目に突入。

20年前にお客さまから「父のカフスをイヤリングにリフォームして欲しい」と、ご相談がありシンプルなイヤリングに造り替えいたしました。店頭で納品の時にお客さまがイヤリングを着けたお姿を鏡でご覧になりながら「父が愛用していたカフスが私の顔に寄り添っていて、父に守られている気がします。ありがとう。」と、おっしゃり涙を流したことを思い出します。

どのオーダーもリフォームも想いを形にするお伝いをできるお仕事で思い入れはありますがこれほど熱くなる依頼はなかなかなく。。。

ときには、お客さまとお会いしてお話してからデザイン画を描かせていただくお仕事ではなく、お品だけが送られてきてご予算の希望だけで。どんな思いでどのような雰囲気に仕上げたいかすらわからないまま数パターン描かないといけない仕事もあり、業務としてこなしてきました。

明日はご自分のマリッジと他界された旦那さまのマリッジリングをそのままの形で生かしペンダントに造り替えを納品。

精一杯頑張りましたが、気に入っていただけるお手伝いができたか。ドキドキして今夜はなかなか眠れそうにありません。

私のことだから、ペンダントを着けられた姿を拝見すると、きっと涙してしまうだろうなぁ。。。明日は薄化粧で出勤します。

そしてこれからはお仕事を受ける時にきちんと依頼内容を伝えていただけないとデザインをできないです!なぜなら~~。と言えるように努めます。

原点に戻らせていただけるお仕事に巡り合え、感謝。

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