“ジュエリーのリフォーム”といえばフルオーダーほどではないものの、とても高額なお買物だと思われている…ように思うのですが、フルオーダーよりもはるかにお金と手間のかかるリフォームもあります。
一方でほんの少し変えるだけでそのジュエリーへの愛情や思い出はそのままにお手ごろなお値段でお客様にお渡しできるリフォームもあるんです。
そんなリフォームで生まれ変わったジュエリーたちをご紹介したいと思います。


一昔前の取り巻きリングと言えばやはり“バレリーナ”でしょうか。
テーパーにカットした石をバレリーナのチュチュのようにセッティングすることからそう呼ばれているんですが、ダイヤモンドでされることの多い加工です。
この指輪はルビーのバレリーナリングなんですね。
とても豪華で華やかなのですが、日常遣いにはこの高さが引っかかりやすく、あまり使う機会がなかったんだとか。


アームを切って磨き、バチカンをつけてペンダントトップにしました。
この高さが胸元で存在感を発揮します。やはりルビーは遠目にも華やかですね。


次もルビーですが合成石のようです。とはいえ、大粒のきれいな石ですからこちらもアームを外して可愛らしいペンダントトップに変身。
ついつい目が行ってしまうほどインパクトのあるペンダントトップだと思います。


こちらはペンダントトップをブローチに変身させてみました。
上下を逆にしているとスーツやニットに着けたときに重さでくるりと回らないように小さな針も立ててあります。お手ごろなリフォームでも心配りはきちんと。
きっと大活躍のブローチになってくれると思います。

さて最後は本当に簡単な（笑）リフォームです。
お客様がお持ちのペンダントトップのメノウと私が扱っているネックレスのメノウがあまりにもそっくりだったのでセンターに追加させて頂きました。



我ながらなんだか華やかでいいネックレスだなぁと大満足。
今回ご紹介したのはほんの一部ですがいろんなリフォームお受けしていて、お客様のこだわりのジュエリーたち、つけてらっしゃる姿を拝見できるといいなぁなんて思いながらデザイン画を描いたり、仕上がったジュエリーを検品しています。