２月はリフォームのお仕事をとても多くいただいたので、帰ってからはデザイン画を清書して職人さんに指示を出して検品して…の毎日です。
今日はその中からお気に入りのものをご紹介しますね。
どちらもRenaissanceの定番Rettangolo（長方形という意味です）をベースにしたシンプルなデザインでご好評をいただいています。
この長細いフォルムは首周りを長くほっそりと見せる効果もあるのでお若い方から年配の方まで幅広い年齢層の女性にオススメなんです。



一粒ダイヤのプチペンダントはオールマイティな便利アイテムですが、シンプルすぎて少し飽きてしまったとのこと。
ブレスレットも最近はめっきり登場回数も少なくなってしまったとかでお預かりすることになりました。
両サイドにメレダイヤを留めて、前面には大きなダイヤと残りのメレも。
ボリューム感のあるすっきりとエレガントなペンダントトップです。


お預かりしたリングはなかなかクラシカルな細工ですが二・三回しか着けなかったのだそうで、とてもきれいなままでした。
上のペンダントとベースは同じなのにこの印象の違いが我ながら不思議ですが、スクエアにカットされたガーネットを交互にセットして、キュートでポップなペンダントトップに。
年末から年明けにかけて新作のデザイン画を描こうと机に向かったときはどうしてもアイデアが浮かばなくて結局あきらめてしまったのですが、リフォームだったりオーダーだったりお客様とお話をさせていただく中でふっとアイデアが浮かぶことが今回とても多くて。
どうやら私ってつくづく現場主義なんだなぁ…って実感させられています。
いろいろと新作準備中です！お楽しみに。
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本日のおやつ

季節の先どりで桜餅を。お湯呑も桜の花模様です。
ご近所の和菓子屋さんなんですけど家族中で大ファンなんですよ。

なんだかとっても嬉しそう…に写っていますね。

久しぶりにリフォームで納品するお品をご紹介します。
写真はお客様からお預かりした鼈甲（べっこう）の笄（こうがい）。

笄(こうがい)とは、髪を掻き揚げて髷を形作る装飾的な結髪用具。元は中国のもの。
頭が痒い時に髪型を崩さずに掻いたり、女性の装身具としても使われた。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』

お友達から譲られたものだそうですが、べっ甲も分厚くて金の絵付けもきれいなのでペンダントトップにリフォームすることになりました。
べっ甲柄を活かした絵付け部分だけをカットして使うことにします。

一つはダイヤモンドをサイドに添えた和洋折衷なデザインに。
もう一つは絵付けから取った唐草風の曲線をサイドにあしらってみました。

ボリュームタイプのトップなので太目のチェーンでも対応できるようにしています。
気に入っていただけますように…。

先日仕上がってきたばかりのダイヤモンドピアスです。
リフォームとしてお預かりしたものなので、お客様のイメージに合わせて少し冒険したデザインにしてみました。

デザイン自体はオーソドックスなんですけど、このピアス…長いんです。
商品としてデザインする場合は多くの方に好きになっていただきたいと思うのでなかなかこういった着ける方を選ぶデザインは躊躇してしまいます。
ラウンドのメレを長く連ねて、一番下にはマーキスのダイヤが揺れています。
スマートでエレガントな方なのできっと上手に着けこなして下さると思います。

とてもキレイなダイヤなのでシンプルなデザインをオススメしました。
職人さんに頑張っていただいたのはダイヤのテーブル面を揃えるところ。
大きさが同じでもクラウンの厚みにばらつきがあると普通に石座を作って留めただけではなかなか揃わないのです。

自分でダイヤを選んでつくる場合にはきちんと石合わせをしますけど、リフォームはそういうわけにはいかないので、こんな細かい部分にまで気を配ってくれる職人さんとのお付き合いは欠かせません。
オリジナルで最初から作るより手間や工夫が必要なリフォームですが、私はとても大好きで、また大事にしたいお仕事でもあります。
宝石業界に入って初めて担当したお客様のリフォームをお受けしたときに私の勝手な思い込みですが、お客様と気持ちがつながった気がして。
大事な思い出や気持ちがあるからこそリフォームして手元におきたい…そんな想いを感じられるからなんでしょうか。
つい、ああでもない、こうでもないとデザインを何種類も考えてしまいます。
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